梅雨の時期はヤツにご注意!

ノービル鍼灸整骨院の星です。
春が過ぎ、夏を迎える前に皆さんの嫌いなアレの時期が始まりますよね…
そう…梅雨です。

天気が悪いせいで洗濯物を天日干し出来ない。湿気のせいで髪型が決まらない。
買い物に行くのが面倒だけど行かなきゃ困る。天気が悪くて頭痛がする。
古傷や関節が痛む。何か知らんけど体がダルい。

この時期はスーパーや職場等のエアコンで身体が急激に冷やされたり、冷たい飲み物のがぶ飲みで内臓を冷やしてしまったり…とても体調を崩しやすくなりますので、セルフケアをどこまで行えるかで元気に夏を迎えれるかどうかに関わってきます。

「めんどくさいから明日から…」
「また覚えてえたら…」
「今はそこまで体調悪くないし…」

では無く、体調を崩す前の今! この機会に生活の見直しをしてみてはいかがでしょうか?
東洋医学の考え方に自然界と人間の体は密接な関係がある…と言った考え方があります。

とてもザックリした説明にしておきますが、簡単に言うと全ての季節には「外邪」と呼ばれる季節性のものが付いてまわります。 一番身近な言葉だと風邪ですね。 東洋医学だと風邪(ふうじゃ)と言います。 この「外邪」は六淫と呼ばれ風・火・暑・湿・燥・寒の6つの考え方に分けられます。 梅雨のこの時期は湿邪(しつじゃ)が皆さんを悩ませます。

 

湿邪の特徴として、先程も挙げたような
・身体が重い
・頭が痛い、重い
・目まいがする
・足がむくみやすくなる
・下痢
・食欲不振
などがあります。 体の中の水分が滞っているような状態をイメージして貰えば分かりやすいかな?と思います。

1.蒸し暑い時期なので冷たいモノを食べ過ぎたり、飲み過ぎて身体に「湿」を溜め込んでしまう

梅雨時期でもムシムシして暑いので、ついつい冷たい飲み物やアイス等を摂り過ぎてしまいがちな方も多いかと思われます。 せっかく摂った水分で胃腸を冷やしてしまい、冷えた胃腸の働きが弱ってしまい十分吸収出来ずに身体の中に滞ってしまうタイプですね。
せめて常温の飲み物や白湯を選ぶようにして頂いて、内臓に負担を掛けてあげないように労わってみてはどうでしょうか?

肉や油っこい食事がお好きな方も注意!

油っこい食事や辛いものが好きな方が陥りやすいのが湿邪に熱がくっ付いた「湿熱」タイプです。
コンビニ弁当などのクオリティが上がったり、テイクアウト商品の充実で自炊をあまりされない方の増加や、激辛ブームの影響もあり、最近はこのタイプの方も増えていらっしゃるかも知れませんね。
この様な方の身体の変調として現れてくるのが、、、
①ニキビが出来やすくなる
②異常な喉の渇き
③口臭
等の原因にもなります。
油っこいものや刺激物の過剰摂取により身体の中に熱がこもり、そこに湿がくっ付いて…イメージで言えば、体内が熱くてドロドロした沼みたいな状態です。
ぽっちゃりさんに多いタイプかも知れませんね。

このタイプの方は夏野菜を摂る事で身体の水分調整を図るのが良いと思います。
身体の中からスッキリ爽やかにしていきましょう!
では、ご自身で解決出来る方法としては…この水分を動かして流してしまいましょう!

■簡単なストレッチや少し汗ばむ程度に散歩で動かす。これが一番簡単だけど、一番難しいかもですね。

■発汗作用や利尿作用のあるものを摂取して、身体の外に出す。(出したら水分補給を忘れずに。循環が大事です。)

■身体(特に下半身)を冷えないように意識する。クーラーの風がガンガンの所へ行かなければいけない事もあるでしょうから、その際は簡単な羽織るもの等で防寒してください。

■暴飲暴食に気を付けて、なるべく消化の良いものを食べ、胃腸の働きを正常に保つように気を付ける。(飲み物に氷を入れたり、私は大好きですが悪魔的にキンキンに冷えたビール等はもってのほかです)

■内臓を温めるのは勿論ですが、湯船に浸かって身体を外から温める事も大切です。現代人はシャワーで済まされる方が多いので、普段はシャワーの方でもちょっと体調あんまり良くないなぁ…と言う時だけでも湯船にゆっくり浸かって温めてあげてください。 ストレスも軽減されますので…。

他にも色々ありますが、ご自身の生活の中で一番実践出来そうなものをチョイスしてみて下さい。
あと、勘違いされている方が偶にいらっしゃるのですが「お酒を飲んで水分摂取したぜー!!」…とはならないのでお気をつけ下さい…。
逆に胃腸に負担が掛かり、湿熱が貯まる状態となりますので要注意ですね。
訪問を行う中で、患者様ご自身やご家族様から色々なお話をお聞かせ頂ければより良い結果へのヒントになる事もありますので、些細な事で十分ですので私達に何でもお伝えください!